■業績動向と財務状況
(1)デジタルアイデンティティ (T:6533)の業績動向
a)売上高
1)全社
売上高の推移を見ると、2011年12月期から2015年12月期の間に約40倍と急激に成長を遂げている。
なお、最新の2016年12月期は第3四半期時点で3,558百万円と、既に前期通期に迫る勢いであり、成長が継続している。
2)事業別
第3四半期時点の事業別売上高を見ると、デジタルマーケティング事業は3,389百万円であり、第3四半期時点にして前期通期とほぼ同じである。
また、ライフテクノロジー事業は169百万円であり、前期通期の111百万円に比べて大きく増加している。
b)利益
1)全社
経常利益の推移を見ると、2014年12月期の25百万円から2015年12月期は78百万円と約3倍に増加している。
さらに、2016年12月期の第3四半期時点の経常利益は218百万円と既に前期通期の約3倍であり、収益力が急激に上昇している。
2)事業別
事業別の収益性を確認するため、2016年12月期第3四半期時点の営業利益を見ると、デジタルマーケティング事業は456百万円、ライフテクノロジー事業は16百万円の損失となっている。
ライフテクノロジー事業がマイナスであるが、早期に売上拡大を図るべく、広告宣伝費や人員を重点的に投入したためであり、収益力は前期に比べ大きく改善している。
(2)財務状況
純資産・負債推移
2016年12月期末と2017年12月期第3四半期末の純資産と負債の推移を見ると、業績好調の影響もあり現金及び預金が増加し借入金が減少したことで自己資本比率が14.0%から35.0%へと上昇しており、財務的な安全性は向上している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
(1)デジタルアイデンティティ (T:6533)の業績動向
a)売上高
1)全社
売上高の推移を見ると、2011年12月期から2015年12月期の間に約40倍と急激に成長を遂げている。
なお、最新の2016年12月期は第3四半期時点で3,558百万円と、既に前期通期に迫る勢いであり、成長が継続している。
2)事業別
第3四半期時点の事業別売上高を見ると、デジタルマーケティング事業は3,389百万円であり、第3四半期時点にして前期通期とほぼ同じである。
また、ライフテクノロジー事業は169百万円であり、前期通期の111百万円に比べて大きく増加している。
b)利益
1)全社
経常利益の推移を見ると、2014年12月期の25百万円から2015年12月期は78百万円と約3倍に増加している。
さらに、2016年12月期の第3四半期時点の経常利益は218百万円と既に前期通期の約3倍であり、収益力が急激に上昇している。
2)事業別
事業別の収益性を確認するため、2016年12月期第3四半期時点の営業利益を見ると、デジタルマーケティング事業は456百万円、ライフテクノロジー事業は16百万円の損失となっている。
ライフテクノロジー事業がマイナスであるが、早期に売上拡大を図るべく、広告宣伝費や人員を重点的に投入したためであり、収益力は前期に比べ大きく改善している。
(2)財務状況
純資産・負債推移
2016年12月期末と2017年12月期第3四半期末の純資産と負債の推移を見ると、業績好調の影響もあり現金及び預金が増加し借入金が減少したことで自己資本比率が14.0%から35.0%へと上昇しており、財務的な安全性は向上している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)