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能美防災 Research Memo(1):防災業界のリーディング・カンパニー、海外への本格展開を期待

発行済 2017-01-11 16:13
更新済 2017-01-11 16:33
能美防災 Research Memo(1):防災業界のリーディング・カンパニー、海外への本格展開を期待
6744
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能美防災 (T:6744)は、1916年創立の老舗で、防災業界のNo.1。
研究・開発から製造、施工、メンテナンスまで防災事業で一貫体制を敷いている。
火災報知設備、消火設備、保守点検等と幅広く防災事業を手掛けており、火災報知設備における推定シェアは約3割。
同社の販売ルートは直販の他、防災設備会社、防災点検業者、電材商社などの代理店および特約店等との契約で全国の販売網を保有している。


直近5ヶ年の業績を見ると、2012年3月期の連結営業利益が4,277百万円に対し、2016年3月期には10,674百万円と2倍以上に拡大、営業利益率も2016年3月期には10.6%と、2012年3月期の5.0%と比べると収益性が著しく改善している。
同時期に売上高も84,762百万円から100,665百万円と2割程度増加しているのもひとつの要因と考えられるが、それ以上に収益性が拡大していることに注目されたい。
リーマンショック後に設備投資が冷え込み、同社の顧客である法人などでの設備投資や更新投資が滞っていたが、この時期に回復してきたということや、東日本大震災以降、安心・安全の意識の高まりという背景があったが、それだけでなくコスト削減や効率化などを続けてきた成果と考える。
今後も設備投資等の大きな落ち込みがない限り、同水準の営業利益率は確保できるだろう。


2017年3月期第2四半期累計(2016年4-9月)連結業績は、売上高が前年同期比12.6%減の39,903百万円、営業利益が同10.4%減の3,564百万円となった。
保守点検等セグメントは増収増益を達成したが、火災報知設備、消火設備、その他セグメントで生じた減収減益が大きく響き、連結業績も減収減益となった。
なお、同社の売上高は建設業界の影響を大きく受けるため、第4四半期に集中する傾向がある。
通期連結業績予想の売上高101,000百万円(前期比0.3%増)、営業利益10,000百万円(同6.3%減)に変更はない。
同社は、前期より微増収減益を見込んでいるが、前期が好調すぎたこともあり期初の受注残の水準も考慮し減益の設定となっている。


■Check Point
・防災事業のNo.1で、火災報知設備、消火設備、保守点検等と幅広く防災事業を手掛けている
・過去5ヶ年で営業利益率が5.0%から10.6%に倍増するなど売上の拡大だけでなく利益率の著しい改善に成功
・今後は海外への本格展開による成長が見込める

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)

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