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テラ Research Memo(9):2017年12月期は費用削減効果により営業利益段階で4期ぶりの黒字化へ

発行済 2017-03-30 15:43
更新済 2017-03-30 16:00
テラ Research Memo(9):2017年12月期は費用削減効果により営業利益段階で4期ぶりの黒字化へ
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■今後の見通し

1. 2017年12月期の業績見通し
テラ (T:2191)の2017年12月期の連結業績は、売上高が前期比4.5%減の1,720百万円、営業利益が100百万円(前期は621百万円の損失)、経常利益が80百万円(同667百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が350百万円(同918百万円の損失)となる見通し。
売上高は細胞医療事業における症例数の減少傾向が続くことや、テラ少額短期保険が子会社から外れた影響等により減収となるものの、営業利益は4期ぶりの黒字転化を見込んでいる。
利益の大幅改善を見込んでいる理由は、1)報酬契約等の固定費を大幅に削減すること、2)損失が続いていたテラ少額短期保険が子会社から外れたこと、3)前期に減損損失を計上したことにより、減価償却費が前期実績の138百万円から大きく減少すること、4)前期に計上した貸倒引当金134百万円の戻入益を計上すること、などが挙げられる。


また、当期純利益段階では損失が続くが、これは医薬品事業において治験用樹状細胞ワクチン製造のための設備投資を実施しており、当該設備については治験期間中に収益獲得の見込みがないことから、2017年12月期に一括して減損損失処理する予定となっていることが要因だ。


事業セグメント別の通期見通しは、細胞医療事業が微減収、医療支援事業が増収となり、いずれも営業利益は黒字転化を見込んでいる。
また、医薬品事業については売上計上がなく、営業損失は前期並みの水準が続く見込みだ。


なお、半期ベースの売上高を見ると上期はほぼ2016年12月下期並みの水準を見込んでおり、下期からは細胞医療事業における症例数の回復とともに上向きに転じると見ている。
同社の樹状細胞ワクチンが薬事承認に向けて治験を進めているとのアナウンス効果もあり、ほかの類似療法との差別化が進むと期待されること、海外患者の受入支援や先進医療申請のための支援活動等を継続的に取り組んでいる効果が出てくること、などが要因だ。
営業利益は逆に下期の水準が低くなるが、これは治験費用の増加が要因となる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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