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アイエスビー Research Memo(1):M&Aで新事業の業容が一気に拡大し、真の成長エンジンへの飛躍が期待される

発行済 2017-04-17 15:59
更新済 2017-04-17 16:00
アイエスビー Research Memo(1):M&Aで新事業の業容が一気に拡大し、真の成長エンジンへの飛躍が期待される
9702
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■要約

アイ・エス・ビー (T:9702)は1970年創業の独立系情報サービス企業。
高い技術力を売り物に、国内の携帯電話メーカー各社及び大手SI企業などを顧客として、幅広い分野でソフトウェアの開発やシステム構築などを行ってきた。


1. 2016年12月期の実態は良好。
新規連結の(株)アートは翌期以降の収益成長要因と期待
2016年12月期は下方修正で未達となったが、原因は明確であると同時に、次期に引きずらない内容だ。
新事業の一部を除けば全般的に強いソフト開発需要に支えられて、堅調な業績推移となった。
アートの子会社化により有望な新事業を獲得できたことで、翌期以降の業績拡大のための基盤を築けた年度だったと考えている。


2. 新事業は中核事業の獲得と事業の取捨選択の実行で、真の成長エンジンへと脱皮
同社の中期成長のカギを握る新事業では、M&Aでアートを取り込む一方、自社開発案件のファインレセプトについて事業撤退の決断をした。
それ以外の事業ではMDMが高成長を維持するとともに、caretiveが黒字化を果たしている。
また、公共ブロードバンド無線やWi-SUNが本格的な需要の立ち上がり期を迎えると期待されている。
各事業の収益体質強化が進み、真の成長エンジンへ脱皮することが期待される。


3. トップクラスのシェアを有するアートの買収は千載一遇のチャンス
アートは出入管理を中心としたセキュリティシステムの企業で、ニッチな業界とはいえトップクラスのシェアを有している。
事業内容ではハードウェアの開発に軸足を置き、ソフトウェアは外部に委託していため、ソフト開発を本業とする同社とは補完関係にあり、シナジー効果が期待できる。
また、アートの収益で他の新事業の開発が進展し、新事業全体の成長が進む、ポジティブ・スパイラルの形成も期待される。


4. 2017年12月期は中期経営計画の業績計画の実質的な達成を見込む
2017年12月期は現行中期経営計画の最終年であるが、売上高17,000百万円(前期比26.9%増)、営業利益680百万円(同124.7%増)という業績見通しだ。
アートの子会社化により、売上高は中期経営計画と同じとなるが、営業利益は680百万円で中期経営計画の業績計画の850百万円には未達となる。
しかし、のれん償却費合計を戻したEBITDAという指標では850百万円近い数字となり、実質的な中期経営計画レベルへの到達を見込んでいる。


■Key Points
・2016年12月期は下方修正で着地も、実態的には収益力向上の基礎固めが大きく進展
・中計の着実な実行こそが成長戦略。
現行中期経営計画では新事業の確立を目指す
・2017年12月期は増収増益を予想。
中期経営計画の業績計画に対して実質的な達成を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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