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株価堅調な不動産株の中でもROEに注目、SMBC日興証券(花田浩菜)

発行済 2017-06-30 11:30
更新済 2017-06-30 11:33
株価堅調な不動産株の中でもROEに注目、SMBC日興証券(花田浩菜)
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こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。


PERやPBRにEPSなど、株式に投資するにあたり重要な指標はたくさんありますよね。
6/30付の「Daily Outlook」では、株価堅調な不動産株の中でもROEに注目する理由についてまとめられているのでご紹介します。


まず同レポートでは、路線価について、『7月3日に2017年の路線価が公表される。
路線価はその年の1月1日時点の評価額を毎年7月に公表するもので、主に相続税評価額の算定の際の基準になる。
昨年の全国平均変動率は前年比+0.2%となり、2008年以来8年ぶりの上昇となった。
同様に1月1日時点の評価を基に、土地取引の指標となる公示地価(全国・全用途)が3月に既に発表されたが、2年連続で上昇している。
路線価は一般的に公示地価の8割程度の水準とされており、今年も上昇することが見込まれる』と伝えています。


次に、『不動産価格の上昇やオフィス市況のタイト化などの結果、賃料上昇が続いており、デベロッパー各社にとって最も利益貢献が大きい賃貸事業は好調だ。
一方株価面では、東証不動産株指数は年初から3月末まで大きく下落した。
しかし、4月初旬にTOPIXに先行して底打ちして以降は、不動産株や建設株などの業績堅調な内需株への見直し買いもあり、TOPIXを上回る上昇率となっている。
また、今後マクロ面では、労働需給の逼迫からくる賃金上昇やコアCPIなど物価指数の上昇が予想される。
その結果、低水準で推移する期待インフレ率が上昇し、連動性の高い不動産株の上昇が期待できよう』と見ています。


続けて、『大手デベロッパー3社〈三井不動産(8801)・三菱地所(8802)・住友不動産(8830)〉の株価動向をみると、年初からの下落局面では、住友不が相対的に底堅い動きをしたが、17/3期本決算発表後も他の2社を上回るパフォーマンスをみせている。
同社は17/3期まで7期連続で営業増益。
また、4期連続で最高益更新、今期会社計画も最高益更新見込みという業績の好調さが目立つ』として、相対的にROEが高い住友不動産 (T:8830)が選好されやすかったと分析しています。


最後にレポートでは、『大手不動産銘柄』を紹介しています。
具体的にはヒューリック (T:3003)や住友不 (T:8830)、野村不HD (T:3231)など全8銘柄が挙げられていますので、詳しくは6/30付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。


また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。


花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合があります。
詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。


フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

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