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シンデンハイテ Research Memo(3):経験豊富な人材と顧客との信頼関係が最大の強み

発行済 2017-07-26 16:38
更新済 2017-07-26 17:00
シンデンハイテ Research Memo(3):経験豊富な人材と顧客との信頼関係が最大の強み
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■事業概要

1. 主な取扱商品
前述のようにシンデン・ハイテックス (T:3131)の主力事業は半導体や各種電子部品等の販売であるが、決算短信上のセグメントとしては、日本(2017年3月期売上高比率95.4%)、海外(同4.6%)と分けられている。
また決算説明会資料の中では、商品分野として液晶(同51.8%)、半導体(同31.9%)、電子機器(同12.2%)、その他(4.1%)と分けられている。


2. 取扱商品の詳細
各商品分野の詳細を要約すると以下のようになる。


各種商品の中でも、LG製液晶モジュールの国内販売では同社がトップシェアであり、SK hynix製半導体でも現在は日本での取扱い商社は同社とバイテックホールディングス (T:9957)だけになっている。
またAMD製CPUでも同社は国内トップシェアとなっている。


各商品の利益率はまちまちであるが、顧客の要望によってモジュール化したような場合には当然だが利益率は高くなる。
同社では現在、単なる商品販売だけでなくこのような高付加価値商品の販売に力を入れている。


3. 特色・強み
(1) 独立系商社
一般に半導体や電子部品等の商社には、外資系商社、メーカー系商社そして同社のような独立系商社の3つの形態がある。


外資系商社は主に外国製品を日本のユーザー向けに販売する商社だが、特定の商品に特化している場合が多く、取り扱う商品(数)は限られている。
またメーカー系商社は、日本メーカーが自社製品を販売するために資本投下して設立したものが大部分であり、当然だが扱う商品は親会社または関連会社の商品が大部分を占める。
また大手メーカーの場合は、複数社の販売会社(商社)を擁しており、各商社ごとに販売先(業種や会社)が決められている場合も多い。


これに対して同社のような独立系商社は、独自の仕入ルート・販売ルートを持つことが可能であり、世界中から優れた商品を仕入れ、国内優良顧客へ販売することができる。
さらに多様な商品構成を持っていることから、最適なソリューションを顧客に提供できるメリットがある。
また独立系であることから、同じ機能の製品であってもA社製からB社製へと仕入先を機敏に変更することも可能であり、特定のメーカーに過度に依存して一蓮托生となるリスクは少ない。


(2) プロフェッショナルな人材
同社の人材の多くは、創業以前から半導体・電子部品業界に関わっており、その経験、知識、人脈などは同社にとって大きな財産である。
また単に商品を売るための営業やマーケティングの人材だけでなく、設計・技術・物流などにおいてもプロフェッショナルな人材がそろっているのも同社の特色であり強みと言える。
さらにこれらの社員を有効活用するために柔軟な組織体制となっており、迅速かつ正確な状況判断と意思決定を行うことが可能となっている。
これにより、新規商材への進出や撤退が臨機応変に行われているのも同社の強みと言えるだろう。


(3) 仕入先や顧客との信頼関係
人材に関してのもう1つの大きな強みは、創業者である城下氏を始めとして、多くの幹部社員が主要な仕入先や販売先と強い信頼関係で結ばれていることだ。
半導体や電子部品の商売においては、機能と価格が重要なのは言うまでもないが、それ以外にも担当者同士あるいは企業同士の信頼関係も大きなウエイトを占める場合が多い。
これらの信頼関係は長い間に培われるものであり、一朝一夕に獲得出来るものではなく、同社の多くの幹部社員がこのような深い信頼関係を顧客や仕入先と維持していることも目に見えない同社の大きな特色と言えるだろう。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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