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ダイナック Research Memo(4):都心部のオフィス街に多業態の店舗を超ドミナント展開する点に特徴

発行済 2017-09-06 15:06
更新済 2017-09-06 15:33
ダイナック Research Memo(4):都心部のオフィス街に多業態の店舗を超ドミナント展開する点に特徴
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■会社概要

3. 直営ビジネス
ダイナック (T:2675)の直営ビジネスの特徴はいくつかあるが、多業態・多ブランド展開がまず特徴として挙げられる。
同社がこの戦略を採用するのは、消費者にアピールする「売り」がある業態・店舗が好調である一方、総花的な業態・店舗は低調であることが背景にあるとみられる。
消費者の嗜好の変化や流行にも敏感で、常に新業態・新ブランドの企画・開発・運営に余念がない。
既存店舗の新業態への業態転換についても積極的だ。
こうしたことが可能であるのは、上場企業として強固な財務基盤を有することや、約160店という多店舗を擁していることに起因すると考えられ、ここに同社の強みがあると言うことができるだろう。


第2の特徴は立地だ。
同社は都心部のオフィス街中心の展開という点で特徴的だ。
東京においては千代田・港・中央・新宿など、大阪においては梅田周辺などにそれぞれ集中的に出店している。
郊外型店舗も各地域の中核都市や拠点駅の周辺、大型商業施設などの地域一等地への出店が基本となっている。


店舗にもいくつかの特徴がある。
まず、ドリンクの比率が高い店舗・業態が多い。
これはサントリーとの関係から言えば当然のことと言える。
店舗のコンセプトとして、個人事業主の店舗や大手居酒屋チェーンなどと比較して食事やサービスの質でワンランク上の高付加価値型を追求している。
また客層としては、都会のビジネスパーソンに代表される中間層を主たるターゲットにしている。
こうした点が、中心価格帯が3,000円~5,000円という結果に端的に表れている。
多業態型の特徴を生かし、例えば「響」は客単価が7,000円~10,000円と設定し、より高級志向の客や接待需要などの取り込みにも対応している。


同社の直営ビジネスにおいて新業態の開発が積極的に行われていることは前述のとおりだが、近年、その変化・成長が著しい。
同社の店舗の中では長らく、「響」及び「燦」、「鳥どり」、「ローズ&クラウン」、「パパミラノ」が「主力4業態」として収益面での中核を形成してきた。
しかしながら近年は、魚居酒屋カテゴリーの「魚盛」がトップ4の一角に食い込むまでに成長したほか、日本酒を前面に出した「虎連坊」やイタリアのマルケ州に特化したイタリアン「VILLA BIANCHI」も戦略的業態として順調な出店が続いている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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