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スカラ Research Memo(7):ソフトブレーンの連結子会社化により総資産が増加、財務の健全性は維持

発行済 2017-09-21 15:17
更新済 2017-09-21 16:00
スカラ Research Memo(7):ソフトブレーンの連結子会社化により総資産が増加、財務の健全性は維持
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■業績動向

3. 財務状況と経営指標
2017年6月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比5,310百万円増加の14,941百万円となった。
主な変動要因は、ソフトブレーンを連結子会社化したことによるものとなっている。
流動資産では、営業債権及びその他債権が1,465百万円増加した。
また、非流動資産ではソフトブレーンの連結子会社化に伴い、のれんが5,207百万円増加した一方で、持分法による投資2,800百万円がなくなった。
また、無形資産も883百万円増加した。


負債合計は前期末比1,300百万円増加の7,021百万円となった。
主な変動要因は、有利子負債の増加で1,468百万円となっている。
ソフトブレーンの2017年6月末の有利子負債は268百万円なので、大半はスカラ (T:4845)の調達によるものとなっている。
また、資本合計は前期末比4,009百万円増加の7,919百万円となった。
主な変動要因は、親会社の所有者に帰属する当期利益2,987百万円の計上と、ソフトブレーンの子会社化に伴う非支配持分の増加で2,014百万円となり、ソフトブレーンの株式追加取得に伴い資本剰余金が699百万円減少している。


経営指標を見ると、積極的なM&A戦略を目的とした有利子負債の増加により、自己資本比率は39.5%とここ数年、低下傾向が続いているが、有利子負債比率は80.7%と100%を下回る水準となっており、また、ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)もほぼ均衡しており、財務の健全性は維持されているものと判断される。
ただし、総資産の約38%はのれん(5,684百万円)で占められており、その大半を占めるソフトブレーンの収益が今後悪化した場合には、減損処理による財務体質悪化のリスクがある点には留意する必要がある。
現時点ではソフトブレーンの業績も順調に推移しており、そのリスクは極めて低いものと弊社では考えている。
なお、同社は有利子負債の水準に関して今後は、徐々に削減していく意向を示している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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