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15日の欧米株式市場は全面安となり、為替市場でもリスク回避の動きから円相場が一時1ドル=112円台まで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを受けて53円安からスタートした。
ただ、日経平均は前日までの6営業日で計900円余り下落しており、25日線水準で目先の調整一巡との見方もあって、寄り付き後は先物に断続的な買いが入り強含みの展開となった。
後場には一時22392.13円(前日比363.81円高)まで上昇する場面があった。
市場では「短期筋の買い戻し」との声が聞かれた。
大引けの日経平均は前日比322.80円高の22351.12円となった。
東証1部の売買高は17億7416万株、売買代金は3兆0829億円だった。
業種別では、その他製品、ガラス・土石製品、情報・通信業が上昇率上位だった。
一方、下落したのは鉱業、金属製品、石油・石炭製品の3業種のみだった。
個別では、任天堂 (T:7974)が4%近い上昇となった。
一部証券会社による目標株価引き上げが観測された。
ソフトバンクG (T:9984)やファーストリテ (T:9983)など指数寄与度の大きい値がさ株も堅調ぶりが目立った。
資生堂 (T:4911)やTBSHD (T:9401)はレーティング引き上げ観測で買われた。
その他ではソニー (T:6758)、三菱UFJ (T:8306)、東エレク (T:8035)、ファナック (T:6954)、みずほ (T:8411)などがしっかり。
トヨタ自
(T:7203)は小幅高にとどまった。
また、アカツキ (T:3932)は主力ゲームを巡る懸念後退でストップ高まで買われた。
一方、SUMCO (T:3436)、日本郵政 (T:6178)、コマツ
(T:6301)、神戸鋼 (T:5406)などが軟調。
コマツは米同業の株価下落が波及し、神戸鋼はレーティング引き下げが観測された。
三井住友 (T:8316)は小安い。
原油安を受けて千代化建 (T:6366)などの下げが目立った。
また、LIFULL (T:2120)、オープンドア
(T:3926)、愛眼 (T:9854)などが東証1部下落率上位となった。