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グローブライド Research Memo(4):18/3期は営業増益、売上高は過去最高を更新する見通し

発行済 2017-12-14 15:04
更新済 2017-12-14 15:33
グローブライド Research Memo(4):18/3期は営業増益、売上高は過去最高を更新する見通し
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■業績動向

2. 2018年3月期見通し
グローブライド (T:7990)の2018年3月期の見通しは、売上高が82,000百万円(前期比3.6%増)、営業利益が3,500百万円(同2.4%増)、経常利益が3,000百万円(同22.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,900百万円(同13.0%減)を想定している。
売上高については過去最高記録の80,652百万円を更新する見込みだ。


引き続き、国内では主力のフィッシング事業は革新的な商品を投入し、マーケット平均の伸びを上回る成長を目指していく。
小売店向けには、イベントや販売促進活動など市場活性化策を積極的に行い、顧客の取り込みに力を注ぐ考えだ。


さらに、拡大するEC市場への対応がポイントになる。
サプライ製品などは実物を取り扱っている実店舗が引き続き主流になるとみられるものの、リール、釣竿など高額品がネット販売にシフトしつつあり、EC市場への対応は喫緊の課題。
EC向けは問屋を経由しての販売となるが、子会社で小売事業を営む(株)ワールドスポーツではオムニチャネル構築への取り組みが行なわれている。


ゴルフについては、自社ブランドを大切にしながら、“ファン”である顧客に上質な製品・サービスを提供することで、着実な売上高増加を目指す。
具体的には、「ONOFF」や「FOURTEEN」などのファンクラブで会員特典の試打会などを通じ、ブランド価値を高めると同時に製品をアピールする。
また、ゴルフは、上期は黒シリーズの新製品が好調だったが、2017年9月にレディースの新製品を投入したことで、更に売上を伸ばす計画だ。
ラケットスポーツに関しても、競技人口が減る逆風の収益環境となるなか、引き続き「PRINCE」のブランド力アップに努め、販売を強化していく考えだ。


利益面では、売上拡大に向けた先行投資費用の増加が続くが、増収効果とコストダウンなどで吸収し、営業増益を見込んでいる。


一方、財務面では、直近の3年間で設備投資を活発化させたため、有利子負債が増加していたが、2018年3月期第2四半期末は前期末に対して3,324百万円減少。
今後も減らす方向を示している。
財務改善に取り組んだ結果、第2四半期末時点の自己資本比率は、前期末の27.7%から30.5%まで改善した。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

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