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5日の米国市場でNYダウは1175ドル安と史上最大の下げ幅となった。
長期金利の上昇に対する警戒感から資金引き揚げの動きが広がった。
本日の東京市場でも投資家のリスク回避姿勢が続き、日経平均は415円安からスタートすると下げ幅を広げる展開となった。
後場に入ると一時21078.71円(前日比1603.37円安)
まで下落し、取引時間中としては約17年10カ月ぶりの下げ幅を記録した。
ただ、引けにかけて500円超下げ幅を縮めて取引を終えた。
東証1部銘柄の約98%が下落する全面安の展開だった。
大引けの日経平均は前日比1071.84円安の21610.24円となった。
東証1部の売買高は31億5571万株、売買代金は5兆6483億円で、売買代金は13年5月以来の高水準となる。
業種別では、前日に続き全33業種がマイナスとなり、ガラス・土石製品、金属製品、非鉄金属、ゴム製品、化学が下落率上位だった。
個別では、任天堂 (T:7974)、ソニー (T:6758)、ソフトバンクG (T:9984)、三菱UFJ (T:8306)、ファーストリテ (T:9983)といった売買代金上位が軒並み大幅安。
特に安川電 (T:6506)は7%超安と下げが目立った。
業績観測報道が伝わったJXTG (T:5020)
や第3四半期決算を発表した住友電 (T:5802)なども大きく売られ、今期減益見通しが嫌気された日電硝 (T:5214)は12%超下げた。
また、ダイヘン (T:6622)が第3四半期の収益鈍化を受けて東証1部下落率トップとなり、平河ヒューテ (T:5821)や山一電 (T:6941)も上位に顔を出した。
一方、日経平均構成銘柄ではマルハニチロ (T:1333)と三菱自 (T:7211)が逆行高。
ともに今期業績予想を上方修正しており、マルハニチロは4%近く上昇した。
また、業績上方修正のアトラ (T:6029)や第3四半期が好決算だったシグマクシス
(T:6088)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。