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23日の米国市場では米中貿易摩擦やトランプ政権の「ロシア疑惑」に対する懸念から積極的な買いが手控え、NYダウは76ドル安と続落した。
一方、為替市場では米利上げ継続観測が広がり、円相場が1ドル=111円台前半まで下落。
本日の日経平均は円安を好感して73円高からスタートした。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え売買は低調だったが、日経平均は円安進行を支えにじりじりと上げ幅を広げ、この日の高値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比190.95円高の22601.77円となった。
東証1部の売買高は9億8377万株、売買代金は1兆7634億円だった。
業種別では、パルプ・紙、サービス業、情報・通信業が上昇率上位だった。
一方、鉄鋼や非鉄金属などが下落した。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)やファーストリテ (T:9983)といった指数寄与度の大きい値がさ株の堅調ぶりが目立った。
ソフトバンクGは中国アリババ集団の減益決算を受けて朝方売られたが切り返した。
その他売買代金上位では任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)などがしっかり。
中期経営計画目標の前倒し達成観測が伝わったエーザイ (T:4523)も買われた。
また、オルトプラス (T:3672)が連日のストップ高となったほか、MDM (T:7600)や第一精工 (T:6640)も東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、スズキ (T:7269)、コマツ (T:6301)、ファナック (T:6954)などがさえない。
コマツは米同業の株価下落やレーティング引き下げ観測で売られた。
東海カーボ (T:5301)
は利益確定売り優勢で2%超安。
既存店売上高が低調だったしまむら (T:8227)も下げが目立った。
また、アトラエ (T:6194)や千代化建 (T:6366)などが東証1部下落率上位に顔を出した。