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20日の米国市場でNYダウは251ドル高と3日続伸し、およそ8カ月ぶりに最高値を更新した。
米中貿易摩擦に対する過度な懸念が後退したほか、各種指標で米経済の堅調さが示され、投資家心理が上向いた。
米長期金利の上昇とともに円安が進み、本日の日経平均はこうした流れを好感して173円高からスタートした。
前場は利益確定の売りも出て伸び悩んだが、後場に入ると円相場が1ドル=112円台後半まで弱含むとともに一段高となり、23971.41円(前日比296.48円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比195.00円高の23869.93円となった。
東証1部の売買高は20億7835万株、売買代金は3兆9626億円だった。
引けにかけてFTSEの指数定期見直しによるリバランスが発生したもよう。
業種別では、石油・石炭製品、海運業、保険業が上昇率上位となり、その他も全般堅調。
下落したのはその他製品、金属製品、医薬品の3業種のみだった。
個別では、三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)といったメガバンク株やソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)などがしっかり。
コマツ (T:6301)や東海カーボ (T:5301)、昭電工 (T:4004)は上げが目立った。
JXTG (T:5020)は引けにかけて急伸。
決算発表のクスリのアオキ (T:3549)や業績上方修正のJマテリアル (T:6055)、提携が材料視されたUbicom (T:3937)も大きく買われた。
また、TATERU (T:1435)
やスルガ銀 (T:8358)、高レーティング観測のグレイス (T:6541)はストップ高水準で本日の取引を終えた。
一方、任天堂 (T:7974)、ソニー (T:6758)などがさえない。
ファーストリテ (T:9983)やリクルートHD (T:6098)も小幅に下げた。
レーティング引き下げ観測の花王 (T:4452)は3%超安。
また、ブラジル政府による損害賠償請求が嫌気された洋エンジ (T:6330)などが東証1部下落率上位に顔を出した。