25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり2銘柄、値下がり223銘柄となった。 日経平均は急反落。
24日の米国市場では、長期金利上昇による影響や世界経済減速への懸念が根強く、大幅下落となった。
為替相場が前日比円高方向に振れて推移するなか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比625円安の21405円となり、こちらにサヤ寄せする格好で朝方から日経平均は大きくマドを空けて売りが先行した。
米国半導体関連株が決算発表を受けて下落しており、東京市場でもハイテク株中心にネガティブな見方が波及した。
中国株が下落幅を縮小するなかで下げ渋る場面もみられたが、本格化する国内の企業決算発表を見極めたいとするムードも強く、積極的な買い戻しの動きは限られた。
日経平均は大引けにかけてじりじりと下げ幅を拡大し、4月3日（21292.29円）以来約6ヶ月半ぶりに終値ベースで21300円を下回った。
大引けの日経平均は前日比822.45円安の21268.73円となった。
東証1部の売買高は16億4130万株、売買代金は2兆9813億円だった。
セクターでは、東証33業種全てが下落する格好に。
値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)で1銘柄で日経平均を約105円押し下げた。
同2位はソフトバンクG (T:9984)で、ファナック (T:6954)や東エレク (T:8035)、TDK (T:6762)などが続いた。
米SOX指数が6.6％の大幅下落となったことで、国内でも半導体関連株が売られた。
また、日経平均構成銘柄の下落率トップはアドバンテ (T:6857)で9.78％安、同2位は富士電機 (T:6504)で7.91％安だった。
一方、値上がりはパナソニック (T:6752)と東ガス (T:9531)の2銘柄のみとなった。
パナソニックは電気自動車（EV）向け電池の供給先である米テスラの好決算が刺激材料となったようだ。
*15:00現在
日経平均株価 21268.73(-822.45)
値上がり銘柄数 2(寄与度+0.23)
値下がり銘柄数 223(寄与度-822.68)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:6752) パナソニック 1222.5 6 +0.22
(T:9531) 東ガス 2755 0.5 +0.00
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9983) ファーストリテ 54400 -2830 -104.84
(T:9984) ソフトバンクG 8800 -405 -45.01
(T:6954) ファナック 18080 -780 -28.90
(T:8035) 東エレク 14020 -625 -23.15
(T:6762) TDK 9260 -590 -21.86
(T:6098) リクルートHD 2996.5 -194.5 -21.62
(T:4523) エーザイ 9397 -573 -21.23
(T:6971) 京セラ 5745 -267 -19.78
(T:4503) アステラス薬 1715 -99.5 -18.43
(T:9433) KDDI 2847.5 -81.5 -18.12
(T:6988) 日東電 6887 -433 -16.04
(T:4704) トレンド 6340 -420 -15.56
(T:6367) ダイキン 12805 -415 -15.37
(T:6857) アドバンテ 1891 -205 -15.19
(T:8028) ユニファミマ 12950 -400 -14.82
(T:4021) 日産化学 5450 -380 -14.08
(T:9735) セコム 8950 -379 -14.04
(T:6758) ソニー 5869 -339 -12.56
(T:4543) テルモ 6080 -140 -10.37
(T:2801) キッコーマン 6380 -270 -10.00