プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

大幸薬品 Research Memo(2):2019年3月期通期は、医薬品は売上微増、感染管理は売上微減予想

発行済 2018-12-19 11:36
更新済 2018-12-19 11:40
大幸薬品 Research Memo(2):2019年3月期通期は、医薬品は売上微増、感染管理は売上微減予想
4574
-
■今後の見通し

●2019年3月期の業績見通し
大幸薬品 (T:4574)の2019年3月期通期の業績予想は、売上高で前期比1.1%減の9,360百万円、営業利益で同12.2%減の1,630百万円、経常利益で同8.8%減の1,430百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同7.8%減の1,010百万円と期初の予想を据え置いた。
季節性インフルエンザが大流行した前期には及ばないものの、平均的な流行を前提として堅調な業績を見込んでいる。


医薬品事業の売上高は前期から微増を予想する。
国内医薬品事業では、前期の正露丸クイックCの初期出荷の反動がマイナス面だが、正露丸商品群全体としての新しいメッセージ「全下痢対応」の浸透で底上げを図りたい考えだ。
海外医薬品事業では、中国市場向けを中心に出荷増加を予想する。
想定為替レート(105円/米ドル)より円安が続いており為替差益が通期でも膨らむ可能性がある。


感染管理事業は、例年並みの季節性インフルエンザの流行を前提に計画し、過去10年で最大水準の流行であった前期から売上高で2.7%減と予想する。
2019年3月期は、世界的なデザイナー佐藤オオキ氏率いるデザインオフィス(有)nendo※と複数年の包括的パートナー契約を結び、製品ブランディングの抜本的見直しや新製品の販売等を計画する。
新しいデザインのクレベリン製品(「クレベリン×ベアブリック」を含む)は、第2四半期の段階で店頭棚割り提案を行い、需要期を前に好調に出荷されている。
第2四半期までの売上高進捗率は33.9%(前年同期は24.6%)と前年同期を上回る。
既に店頭の陳列スペースが拡大していることからも、今後の最需要期におけるインフルエンザの流行や、新ブランディングに基づく広告販促の内容次第では、業績上振れも期待できる。


※nendoは佐藤オオキ氏を中心に設立された日本を代表するデザインオフィス。
東京とミラノに拠点を持ち、 建築、インテリア、プロダクト、グラフィックと幅広くデザインを手掛ける。
老舗ブランドの活性化でも多くの実績がある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます