日経平均は3日ぶり反落。
21日の米国市場はキング牧師生誕記念日のため休場だった。
本日の日経平均は50円高と小高くスタートしたが、その後は買いの手掛かり材料に乏しいなかで利益確定の売りが出て、前日終値を挟んでもみ合う展開となった。
後場に入ると中国などアジア株の下落が重しとなって弱含み、一時20558.30円(前日比161.03円安)まで下落した。
カナダで逮捕された中国の華為技術(ファーウェイ)幹部を巡る一部報道が嫌気されたとの見方があった。
大引けの日経平均は前日比96.42円安の20622.91円となった。
東証1部の売買高は10億1093万株、売買代金は1兆7310億円だった。
売買代金は昨年8月20日以来、およそ5カ月ぶりの低水準。
業種別では、石油・石炭製品、金属製品、鉄鋼が下落率上位だった。
一方、空運業、陸運業、小売業など5業種が上昇した。
東証1部の値下がり銘柄は全体の69%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)が小幅に下落し、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、トヨタ自 (T:7203)などはさえない。
日本電産 (T:6594)、ファナック (T:6954)、SUMCO (T:3436)は2%の下落となった。
ZOZO (T:3092)は6%超の下落。
有力ブランドの出品停止が相次いでいるなどと報じられ、売り材料視されたようだ。
また、ワタベ (T:4696)やGunosy (T:6047)が戻り待ちの売りに押され急反落し、東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、武田薬 (T:4502)は小幅に上昇。
新興国市場の資産の一部売却を検討しているなどと報じられた。
内需株の一角が買われ、7&iHD (T:3382)は2%超、ユニファミマ (T:8028)は3%超上昇した。
自社株買い実施を発表した新明和工 (T:7224)は急伸。
また、クボテック (T:7709)がストップ高水準まで買われ、増配などが好感されたモーゲージS (T:7192)は買い気配のままストップ高比例配分となった。