博報堂DYホールディングス (T:2433)傘下の博報堂は31日、昨年9月に発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)」が、ユナイテッド (T:2497)および中国のShanghai Qi Yin Information Technology co., Ltd (Yuanben)とともに、ブロックチェーン技術を活用したプロモーションサービス「CollectableAD(コレクタブル・アド)」を共同開発したと発表した。
今回開発した「コレクタブル・アド」は、ユーザーがデジタル広告を集めると企業から特典を受けられる、ユーザー参加型のプロモーションサービスである。
これまでオンラインメディアや企業のサイトに掲示されていたデジタル広告をデジタルアセット化することで、ユーザーはデジタル広告を集めたり、ユーザー同士で交換したりすることができるという。
そして、決められたデジタル広告の一式を揃えると、企業から商品やサービスなどの特典を受けられる仕組みとなっている。
ユーザーは「コレクタブル・アド」を使ったプロモーションを通して、企業から情報を得るのみならず、自ら参加して能動的に楽しむことができるとしている。
博報堂ブロックチェーン・イニシアティブは、昨年9月に発足されて以降、マーケティング領域において、ブロックチェーン技術を活用したソリューションの開発を行っている。
発表に際し、同社は「今後もブロックチェーン関連企業やトークン設計コンサルティング企業などと連携し、企業と生活者の間に双方向の新たな関係を築く支援をしていく」との意向を示している。