日経平均は大幅続伸。
12日の米国市場でNYダウは5日ぶりに反発し、372ドル高となった。
与野党が連邦政府の新予算案で基本合意し、政府機関の閉鎖回避への期待が広がったほか、米中の通商協議が進展しているとの期待も高まった。
本日の日経平均は米株高を好感して節目の21000円台を回復してスタートすると、寄り付き後も上げ幅を広げる展開となった。
中国株高も支援材料となって後場の寄り付き直後に21213.74円(前日比349.53円高)まで上昇する場面があり、その後は高値もみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比280.27円高の21144.48円となった。
終値としては昨年12月18日以来、およそ2カ月ぶりに21000円台を回復した。
東証1部の売買高は14億1320万株、売買代金は2兆7221億円だった。
業種別では、鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品が上昇率上位だった。
一方、電気・ガス業、パルプ・紙など4業種が下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の63%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)が5%近い上昇となり、日経平均を約56円押し上げた。
その他売買代金上位ではソニー (T:6758)、任天堂 (T:7974)、太陽誘電 (T:6976)、武田薬 (T:4502)などが堅調で、村田製 (T:6981)やトヨタ自 (T:7203)は小高い。
SUMCO (T:3436)は5%超、資生堂 (T:4911)は4%超上昇した。
前日の決算発表銘柄では国際帝石 (T:1605)が商いを伴って急伸。
また、日カーボン (T:5302)は決算を好感した買いが続き、連日でストップ高を付けた。
一方、ZOZO (T:3092)は戻り待ちの売りに押され3%超の下落。
ファーストリテ (T:9983)は小安く引けた。
決算発表銘柄では東海カーボ (T:5301)が材料出尽くし感から売り先行となり、楽天 (T:4755)は朝高後マイナスに転じた。
また、レオパレス21 (T:8848)は3日ぶりに取引時間中に売買成立したが、結局ストップ安水準まで下落して取引を終えた。