日経平均は反落。
26日の米国市場でNYダウは続伸し、140ドル高となった。
本日の東京市場は3月期末の権利落ち日で、日経平均の配当落ち分は171円程度とみられていたが、米株高を好感した買いや配当再投資に絡んだ買いが入り74円安からスタート。
その後は戻り待ちの売りに押され下げ幅を広げ、前引けにかけて21242.52円(前日比185.87円安)まで下落する場面があった。
ただ、後場に入ると中国株高や日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が支えとなり下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比49.66円安の21378.73円となった。
東証1部の売買高は13億1128万株、売買代金は2兆3799億円だった。
業種別では、その他金融業、卸売業、銀行業が下落率上位だった。
一方、サービス業、鉱業、電気機器が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の59%、対して値上がり銘柄は37%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)、エーザイ (T:4523)などがさえない。
ソニー (T:6758)や東エレク (T:8035)は小安い。
配当権利落ちの影響からトヨタ自 (T:7203)、日産自 (T:7201)といった自動車株や三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)といった金融株の軟調ぶりが目立ったが、金融株では米利下げへの警戒感も広がったようだ。
また、業績下方修正のアルコニックス (T:3036)が急反落し、スズデン (T:7480)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、日経平均寄与度の大きいソフトバンクG (T:9984)やファーストリテ (T:9983)は小高い。
キーエンス (T:6861)は2%超高と堅調ぶりが目立った。
レーティング引き上げ観測の日本電産 (T:6594)は3%高。
ガンホー (T:3765)はゲームの好調を受けて活況を見せた。
また、東京機 (T:6335)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。