日経平均は4日続伸。
週明け15日の米国市場ではNYダウが27ドル安と反落し、前日に節目の22000円台を回復していた日経平均も本日は60円安からスタートした。
寄り付き後は指数寄与度の大きい値がさ株や通信株などが買われ、日経平均は朝方プラスに切り返すと一時22261.33円(前日比92.22円高)まで上昇。
ただ、買いが一巡すると小高い水準でもみ合う場面が続いた。
後場の上下の値幅は43円ほどにとどまり、こう着感の強い展開だった。
15日から始まった日米貿易交渉などが手控え要因とみられている。
大引けの日経平均は前日比52.55円高の22221.66円となった。
連日で年初来高値を更新した。
東証1部の売買高は10億5075万株、売買代金は2兆0929億円だった。
業種別では、情報・通信業、その他金融業、建設業が上昇率上位だった。
一方、パルプ・紙、鉱業、電気・ガス業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の33%、対して値下がり銘柄は63%となった。
個別では、ファーストリテ (T:9983)が2%超上昇したほか、KDDI (T:9433)が6%近く上昇し、この2銘柄で日経平均を約82円押し上げた。
NTTドコモ (T:9437)が携帯電話の通信料金引き下げを発表したが、あく抜け感から通信大手がそろって大きく買われた。
その他売買代金上位ではソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)などがしっかり。
外資系証券の買い推奨が観測されたソニー (T:6758)やSUMCO (T:3436)は堅調ぶりが目立った。
また、RPA (T:6572)などの好決算銘柄とともに千代化建 (T:6366)が東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、トヨタ自 (T:7203)、ファナック (T:6954)、キーエンス (T:6861)、武田薬 (T:4502)、三菱UFJ (T:8306)などが小安い。
レーティング引き下げ観測の良品計画 (T:7453)、日本郵政 (T:6178)による株式売出しで売出価格が発表されたかんぽ生命保険 (T:7181)は軟調ぶりが目立った。
また、日置電 (T:6866)などが東証1部下落率上位に顔を出した。