日経平均は小幅続伸。
前週末19日の米国市場は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日のため休場で、手掛かり材料に乏しいなかで週明けの日経平均は11円安と小安くスタートした。
朝方は大型連休を前に買い戻しが入り、一時22280.19円(前週末比79.63円高)まで上昇。
しかし前場中ごろには先物の売りとともに一転して22099.38円(同101.18円安)まで下落するなど方向感に乏しく、その後は前週末終値近辺でこう着感を強めた。
海外投資家の取引参加は少なく、商い低調だった。
大引けの日経平均は前週末比17.34円高の22217.90円となった。
東証1部の売買高は8億6950万株、売買代金は1兆6263億円と今年最低だった。
業種別では、鉱業、海運業、建設業が上昇率上位だった。
一方、その他金融業、空運業、その他製品が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は49%となった。
個別では、ユニファミマ (T:8028)が買い戻し優勢で5%超高となり、1銘柄で日経平均を約24円押し上げた。
売買代金上位では前期業績修正を発表した大和ハウス (T:1925)が7%近く上昇し、武田薬 (T:4502)も堅調。
楽天 (T:4755)、トヨタ自 (T:7203)、資生堂 (T:4911)などは小高い。
自社株買い実施を発表したディップ (T:2379)は急伸。
また、前期が一転増益での着地見込みとなったパスコ (T:9232)が東証1部上昇率トップとなった。
一方、前週末急伸した任天堂 (T:7974)は利益確定売り優勢。
ソフトバンクG (T:9984)、三菱UFJ (T:8306)、東エレク (T:8035)なども軟調で、ファーストリテ (T:9983)は小幅に下げた。
かんぽ生命保険 (T:7181)は4%近い下げで8日続落。
業績下方修正のアコム (T:8572)や島精機 (T:6222)は売りが先行した。
また、KOA (T:6999)は今第1四半期の減益見通しが嫌気され、北の達人 (T:2930)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。