25日のアジア市場はまちまちである。
日本時間午後2時31分の時点で、中国の上海総合指数 は0.84%安、深セン総合指数は1.09%安。香港のハンセン指数はほぼ横ばいとなっている。
ブルームバーグがまとめたデータによると、中国の証券会社は投資判断で、新規「売り」もしくは格下げになった中国株は2011年以降最多であるという。景気刺激策や米中貿易協議の進展によって市場心理は回復しているものの、中国株に対してバブルの警戒感が広がっている。
米中貿易協議は来週に再び行われ、注目が集まっている。
ホワイトハウスの声明によると、この貿易協議は「知的財産権、技術移転の強制、非関税障壁、農業、サービス、購買および執行を含む貿易問題を網羅する」という。
2019年第1四半期の韓国GDPが過去10年間で最も縮小したことを発表後、韓国のKOSPIは0.41%下落している。
韓国のGDPの約半分を占める輸出は、中国からの需要が弱く予想を下回った。
半導体メーカーのSK Hynix Inc(KS:000660)は、予想していた通り第1四半期の営業利益が69%減少となったが、同社は半導体メモリの需要が今年後半で回復する見通しを示し、株価は2%上昇した。
一方、LG Electronics Inc (KS:066570)は、製造拠点を低コストの地域であるベトナムに移転するとの発表を受けて、株価は2.5%上昇した。同社は、この計画により年間生産能力は83%向上する可能性があると述べた。
日本の日経平均株価 は0.65%上昇している。日銀は今日の金融政策決定会合で、フォワードガイダンスにおいて超低金利政策を「2020年春頃まで」続けること明確に示した。
安倍晋三首相は今日にEUの各首脳との会談と、今週後半にはトランプ大統領との会談を控えている。
シドニー市場はアンザック・デーのため休場である