日経平均は反落。
25日の米国市場でNYダウは134ドル安と続落した。
工業製品・事務用品のスリーエムが決算を受けて急落し、NYダウを下押しした。
取引終了後に今期の売上高予想を下方修正したインテルが時間外取引で売られたこともあり、本日の日経平均は140円安からスタートすると、朝方には22073.10円(前日比234.48円安)まで下落する場面があった。
売り一巡後はゴールデンウィークの大型連休を前に22100円台半ばでこう着感を強めたが、引けにかけて買い戻しが入り下げ幅を縮めた。
大引けの日経平均は前日比48.85円安の22258.73円となった。
東証1部の売買高は13億1805万株、売買代金は2兆5756億円だった。
業種別では、非鉄金属、金属製品、石油・石炭製品が下落率上位だった。
一方、精密機器、海運業、鉱業が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は34%となった。
個別では、前日に決算発表した任天堂 (T:7974)が売買代金トップで3日ぶり反落。
今期予想の物足りなさから売りが先行した。
また決算発表銘柄ではアンリツ (T:6754)やZOZO (T:3092)、アドバンテス (T:6857)が急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。
取引時間中にはデンソー (T:6902)が決算発表し、一時プラス転換したが買いは続かなかった。
その他の売買代金上位はファナック (T:6954)が2%を超える下落となり、キーエンス (T:6861)やソニー (T:6758)もさえない。
ソフトバンクG (T:9984)は小安く引けた。
一方、ファーストリテ (T:9983)、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)は小幅に上昇。
決算発表銘柄では京セラ (T:6971)や第一三共 (T:4568)の上げが目立ち、ヤフー (T:4689)も買いが先行した。
川崎船 (T:9107)は投資ファンドからの社外取締役受け入れで後場急伸。
また、インフォコム (T:4348)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。