サムスンSDSが企業向けブロックチェーンプラットフォームの新バージョンである「Nexledger Universal」のローンチを発表した。
SDSは世界的大手電子製品メーカーサムスンのIT子会社だ。
Nexledger Universalは標準的なAPIを搭載、サムスンSDSのNexledgerのアルゴリズムに加え、ハイパーレジャーファブリックやイーサリアムのような一般的なブロックチェーンにも応用することができるという。
また、Nexledger Universalによってユーザー認証、支払い、オリジナリティの証明のようなアプリ上でのサービスの開発も可能になる。
特筆すべきはマイクロソフト社のAzure Marketplaceのようなプラットフォームでも利用ができるという点だ。
Microsoft (NASDAQ:MSFT) Azureは、Microsoft社が提供するクラウドコンピューティングサービスで、クラウド上で利用するために別のサーバーやアプリのインストールも必要ないため、汎用性が大幅に向上すると見られている。
Nexledger Universalを活用すると、ブロックチェーン開発者の確保や、その挙動を確認するたの時間を削減することができる。
もちろん速度も向上し、セキュリティも高まるため、ビジネス革新が可能になるという。
新型スマホGalaxy S10で仮想通貨ウォレットサービスを提供するサムスンは、ウォレット大手企業Ledgerに出資したことや、独自の仮想通貨「Samsung Coin(サムスンコイン)」の発行を計画する可能性が高いことを報じられるなど、仮想通貨やブロックチェーンに対する動きが活発になってきた。
巨大IT企業であるサムスンに関する一連の報道で業界の活性化が期待される。
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