日経平均は小幅反発。
21日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、197ドル高となった。
米商務省が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)との取引を事実上禁じる規制について、一部に猶予期間を設けると発表し、市場の懸念が和らいだ。
本日の日経平均も米株高を好感して101円高からスタートすると、前場には一時21404.54円(前日比132.09円高)まで上昇。
しかし、米政権が中国監視カメラメーカーなどに米技術の購入制限を検討しているなどとの報道もあり、後場にはマイナスへ転じる場面が見られた。
大引けの日経平均は前日比10.92円高の21283.37円となった。
東証1部の売買高は12億0334万株、売買代金は2兆0930億円だった。
業種別では、水産・農林業、鉱業、非鉄金属が上昇率上位だった。
一方、陸運業、空運業、石油・石炭製品が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の44%、対して値下がり銘柄は51%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)、ファーストリテ (T:9983)、村田製 (T:6981)、KDDI (T:9433)、三菱UFJ (T:8306)などが小じっかり。
太陽誘電 (T:6976)は5日ぶり反発で3%高。
資生堂 (T:4911)は2%近く上昇したが、訪日客数が昨年より早く1000万人に到達したことが買い材料視されたようだ。
旧村上ファンド系投資会社の株買い増しが続くレオパレス21 (T:8848)は5%超高。
高レーティングが観測された元気寿司 (T:9828)なども上げが目立った。
また、中国企業との提携を発表したアイドマMC (T:9466)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)は伸び悩み反落。
ソニー (T:6758)、キーエンス (T:6861)、キヤノン (T:7751)などもさえない。
スズキ (T:7269)が5%超下落したが、インド子会社が反競争的行為に関与したなどと報じられている。