23日のマザーズ指数は反落となった。
本日のマザーズ市場は、前日の大幅高を受けた利益確定の動きが優勢となる展開であった。
前日の米国株式市場で、米中関係の悪化懸念を受け主要3指数は軟調推移となり、為替相場においても円高方向に傾くなか、本日のマザーズ市場にも朝方から利益確定の売りが先行した。
また、アジア株の軟調な動きも相まって、個人投資家のセンチメントは一段と悪化し、前引けにかけてこの日の安値を付けた。
後場にかけても、積極的な押し目買いの動きは限られ、さえない推移になった。
なお、売買代金は概算で1134.09億円。
騰落数は、値上がり76銘柄、値下がり195銘柄、変わらず12銘柄となった。
値下がり率上位銘柄では、オンコリス (T:4588)や窪田製薬ホールディングス (T:4596)が揃って8%安となったほか、イトクロ (T:6049)やエリアリンク (T:8914)などが大きく売られた。
売買代金上位銘柄では、メルカリ (T:4385)、自律制御システム研究所 (T:6232)、アンジェス (T:4563)、ALBERT (T:3906)が軟調。
一方で、ノバルティスが喘息治療配合吸入剤の成績を発表したことでそーせい (T:4565)が12%高となったほか、グッドスピード (T:7676)、メドピア (T:6095)、UMN (T:4585)、ロゼッタ (T:6182)、イーソル (T:4420)などは上昇。
UMNは、塩野義製薬 (T:4507)との資本業務提携での第3回開発マイルストーン達成が材料視された。