日経平均は続落。
23日の米国市場でNYダウは続落し、286ドル安となった。
米政権による中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)排除の動きなどから米中対立への懸念が続き、欧米の景況感悪化や原油相場の大幅下落も嫌気された。
本日の日経平均もこうした流れを引き継いで170円安からスタートすると、朝方には一時20922.00円(前日比229.14円安)まで下落。
ただ、その後はアジア市場の落ち着きなどを背景に下げ渋り、後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測も支えとなった。
大引けの日経平均は前日比33.92円安の21117.22円となった。
この日の高値で取引を終えている。
東証1部の売買高は12億4671万株、売買代金は2兆1284億円だった。
業種別では、鉱業、石油・石炭製品、海運業が下落率上位だった。
一方、証券、不動産業、鉄鋼が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の40%、対して値上がり銘柄は55%となった。
個別では、東エレク (T:8035)が2%超下落したほか、ファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、安川電 (T:6506)などがさえない。
ソニー (T:6758)は小安い。
NY原油先物相場が大幅下落し、JXTG (T:5020)などの石油元売り大手や国際帝石 (T:1605)は売りがかさんだ。
また、enish (T:3667)やトラストテック (T:2154)などが東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、ソフトバンクG (T:9984)は朝安後に切り返し2%高。
任天堂 (T:7974)、村田製 (T:6981)、ZOZO (T:3092)なども堅調で、キーエンス (T:6861)やトヨタ自 (T:7203)は小幅に上昇した。
スズキ (T:7269)はインド総選挙の結果を受け3%超高。
ディーエヌエー (T:2432)は開発中のゲームへの期待から大きく買われた。
また、旧村上ファンド系投資会社の株買い増しが続くレオパレス21 (T:8848)が東証1部上昇率トップとなった。