日経平均は続伸。
27日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場だった。
ただ、欧州市場ではドイツ株やフランス株が上昇。
また東エレク (T:8035)が大規模な自社株買い実施を発表したことも好感され、本日の日経平均は4円高でスタートすると、朝方には21297.70円(前日比115.12円高)まで上昇する場面があった。
中国・上海株を中心にアジア市場も総じて堅調で、投資家心理にプラスに働いたが、積極的に上値を追う材料は乏しく、後場に入ると日経平均は高値圏でこう着感を強めた。
大引けの日経平均は前日比77.56円高の21260.14円となった。
東証1部の売買高は17億1962万株、売買代金は2兆9130億円だった。
引けにかけ株価指数に絡んだリバランス需要が発生したが、日中の売買はやや低調だった。
業種別では、精密機器、電気機器、輸送用機器が上昇率上位だった。
一方、水産・農林業、空運業、鉱業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の47%、対して値下がり銘柄は49%となった。
個別では、前述の東エレクが売買代金トップで2%超の上昇。
寄り付き直後に一時6%超上昇したが、戻り待ちの売りに押され伸び悩んだ。
欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)による仏ルノーへの統合提案で注目される日産自 (T:7201)も2%超高。
その他売買代金上位ではトヨタ自 (T:7203)、任天堂 (T:7974)、三菱UFJ (T:8306)などがしっかり。
アドバンテス (T:6857)や日立 (T:6501)は堅調ぶりが目立ち、中小型株ではPD (T:4587)が大商い。
またスクエニHD (T:9684)は新作ゲームへの期待から急伸し、DLE (T:3686)やトーセ (T:4728)が東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、キーエンス (T:6861)などが軟調で、ファーストリテ (T:9983)やブリヂス (T:5108)は小安い。
ガンホー (T:3765)はスマートフォン向けゲームの国内サービス開始を発表し、材料出尽くし感から急落。
また、レオパレス21 (T:8848)は手仕舞い売りがかさみストップ安となった。