プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

ODK Research Memo(3):教育業務と証券・ほふり業務の主力業務が全体の約85%を占める

発行済 2019-06-17 15:53
更新済 2019-06-17 16:01
© Reuters.  ODK Research Memo(3):教育業務と証券・ほふり業務の主力業務が全体の約85%を占める
3839
-

■ODKソリューションズ (T:3839)の事業概要1. 直近では医療やAI、カスタマーサクセスの分野へ進出手掛ける事業は、学校法人、証券会社をはじめとした金融機関、一般事業会社等に対するシステム運用、システム開発及び保守と機械販売の3つ。

なお、子会社エフプラスはスマートフォン・タブレット端末向けアプリケーション開発や金融関連システムソリューションを手掛ける。

2019年3月期の事業別売上高構成比(単体)は、システム運用91.9%、システム開発及び保守8.1%、機械販売0.0%となっており、安定性の高いシステム運用のウエイトが極めて高い。

業務別では、教育業務、証券・ほふり業務、一般業務、金融業務の4分類としていたが、同社創立以来続いていた金融業務関連については、2019年3月期の第1四半期を最後に運用業務が終了となった。

2020年3月期以降は、主力の教育業務、証券・ほふり業務に加え、医療領域と新規ビジネス領域を含めた一般業務を第3の成長ドライバーと位置づけ、事業拡大を図る。

なお、2019年3月期の業務別売上高構成比(単体)は教育業務58.5%、証券・ほふり業務26.1%、一般業務14.6%、金融業務0.8%。

主力業務は、教育業務と証券・ほふり業務。

近年、医療やAI、カスタマーサクセスの分野へ進出し、一般業務の売上高構成比が大幅に拡大しており、今後の成長ドライバーの1つとして捉えている。

2. 教育業務主に4年制大学向け入学試験業務、入学試験広報支援業務、Web出願等に関する情報処理アウトソーシングサービスを提供。

2016年からは、日本初となる学校横断型の受験ポータルサイト 『UCARO(ウカロ)』※を提供している。

そのほか、模擬試験業務やiOSやAndroidをベースとした教育コンテンツのアプリケーション開発・販売も手掛ける。

※受験の各プロセスを大学間で共通化することで、受験生の負荷軽減・利便性向上と、大学の入試業務効率化とコスト削減を実現するというメリットがある。

同社では、各大学が入試プロセス毎に運用しているWebシステムを『UCARO』に集約することにより、大学と学生をつなぐ総合的な受験ポータルサイトへ育成することを目指している。

1960年代から蓄積されたノウハウを保有することに加えて、入試広報支援から文部科学省への報告資料の作成まで入試に関わるすべての業務を一括受託できるのが特長で最大の強みでもある。

2019年3月期は延べ約360 万人と推定される私立大学受験者の約3分の1に当たる約123万人(前期比13.6%増)の志願者データを処理。

処理志願者数は12期連続して大学入試センターの志願者数を上回る実績となっており、処理件数のシェアは民間企業でトップ。

2019年3月期末時点における入試アウトソーシングサービスの受託校数は42校(大学39校、短大・専門学校等3校)、Web出願システム74校。

これまで入学試験に絡んだ業務は通常学内処理されており、民間企業との競合は少ない。

また、ICT活用機運の高まりもあり、近年ではアウトソースする動きが活発化している。

3. 証券・ほふり業務証券会社のバックオフィス業務をトータルサポートする証券総合システム『SENS21』※1、不公正売買監視システム『Watch21』、証券会社等と(株)証券保管振替機構(ほふり)との接続業務等に関するシステムとその他周辺システムを提供する。

加えて、マイナンバー管理システム※2等も提供する。

※1 創業以来培ってきた証券業務の知識と技術ノウハウを駆使し、自社開発したシステム。

注文から決済に至る証券取引について証券会社に代わってデータ処理を行う。

制度変更等の環境変化にも迅速に対応できる。

※2 SBI-TWTと協業し、システムを共同開発。

共同で運用を行う。

ユーザーニーズに合わせて、ASPサービス (マイナンバー管理システムの運用によるマイナンバーの保管・管理)とオンプレミスサービス(ユーザーにシステムを導入し、両社が保守・サポートを行う)を提供する。

大阪証券金融(現日本証券金融)とだいこう証券ビジネスのシステム開発・運用を約半世紀にわたり手掛け、蓄積してきた証券バックオフィス、証券代行事務のノウハウを活用し、ユーザーニーズに対応できる機動性と事務代行支援ができること等が強みとなっている。

2019年3月末時点のユーザー数は、『SENS21』5社、『Watch21』1社、『ほふり接続システム』19社、証券周りの周辺サービス11社、マイナンバー関連サービス26社。

4. 一般業務2017年3月期に開始した(株)ファルコバイオシステムズの臨床事業システムの運用業務や、クラウド型の電子カルテの開発・導入支援等、医療関連サービスを提供。

その他、直近ではカスタマーサクセス関連サービスといった新分野への進出にも注力している(中期経営計画にて記載)。

5. 金融業務設立時から展開してきたビジネスで、証券金融業務に関するシステムインテグレーション。

なお、前記の通り本業務については2019年3月期第1四半期を最後に終了した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます