7月1日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり216銘柄、値下がり7銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅に反発。
383.01円高の21658.93円(出来高概算5億5000万株)で前場の取引を終えた。
注目された米中首脳会談では、貿易協議の再開で合意と想定された結果となったが、ファーウェイに米国製品を売ることを認めていきたいと態度を軟化させたことがサプライズとなった。
ギャップアップで始まった日経平均は一気に直近戻り高値を上放れると、その後は高値もち合いを続けながらも、前引けにかけてじりじりと上げ幅を広げてきている。
これにより、大型連休後の下げで空けていたマド(21639円-21875円)の下限レベルを回復してきている。
値上がり寄与トップは東エレク (T:8035)、同2位はファーストリテ (T:9983)となり、2銘柄で日経平均を約48円押し上げた。
また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは太陽誘電 (T:6976)で12.12%高、同2位はスクリン (T:7735)で8.90%高だった。
トランプ大統領は米企業によるファーウェイへの部品販売も認める方針(安全保障上の問題がないところに限り)を示した。
太陽誘電やスクリン、村田製作所 (T:6981)など半導体及び電子部品関連株にとっては、これが買い戻しのきっかけとなったようだ。
一方、値下がり寄与トップは楽天 (T:4755)、同2位はJフロント (T:3086)となり、2銘柄で日経平均を約2円押し下げた。
また、日経平均構成銘柄の下落率トップも楽天で3.52%安、同2位もJフロントで1.54%安だった。
Jフロントは、先週末に第1四半期の決算を発表している。
事業利益は125億円で前年同期比1.5%増益と順調な推移ではあるものの、おおむね想定線の内容でサプライズ感は乏しいもよう。
*11:30現在日経平均株価 21658.93(+383.01)値上がり銘柄数 216(寄与度+385.35)値下がり銘柄数 7(寄与度-2.34)変わらず銘柄数 2○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:8035) 東エレク 15800 680 +24.97 (T:9983) ファーストリテ 65750 620 +22.76 (T:6954) ファナック 20445 515 +18.91 (T:6762) TDK 8830 490 +17.99 (T:6857) アドバンテ 3135 170 +12.48 (T:6367) ダイキン 14395 330 +12.12 (T:4568) 第一三共 5939 304 +11.16 (T:4063) 信越化 10300 265 +9.73 (T:9984) ソフトバンクG 5209 44 +9.69 (T:6976) 太陽誘電 2248 243 +8.92 (T:6971) 京セラ 7151 116 +8.52 (T:4543) テルモ 3263 53 +7.78 (T:6645) オムロン 5810 190 +6.98 (T:4523) エーザイ 6267 176 +6.46 (T:7951) ヤマハ 5290 170 +6.24 (T:6506) 安川電 3820 160 +5.87 (T:9433) KDDI 2770 26.5 +5.84 (T:4578) 大塚HD 3664 148 +5.43 (T:4503) アステラス薬 1564.5 29.5 +5.42 (T:4452) 花王 8354 144 +5.29○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:4755) 楽天 1235 -45 -1.65 (T:3086) Jフロント 1216 -19 -0.35 (T:6366) 千代建 286 -3 -0.11 (T:3402) 東レ 816.8 -2.4 -0.09 (T:6326) クボタ 1791.5 -1.5 -0.06 (T:6702) 富士通 7500 -12 -0.04 (T:7752) リコー 1075 -1 -0.04