午後6時20分時点の9月限日経225先物は2万1480円と前日比30円安で推移している。米国指数先物も大きく下落しており、NYダウ30先物は0.46%安、SPX500先物は0.47%安だ。米国株式市場は米雇用統計以来、利下げ期待の後退が進み、調整をしている状態だ。明日にはパウエルFRB議長の議会証言があり、それまでは様子見ながらも上値の重い展開が想定される。
本日の米経済指標は午後11時発表のJOLT求人件数が注目される。求人数は745万から747万に上昇すると予想されている。先日の米雇用統計の後ではあるが、労働市場の強さを裏付けることになるかに注意したい。
また、本日は明日のパウエルFRB議長の議会証言前に、FOMCメンバーが数人発言する。午後11時10分にはブラード・セントルイス連銀総裁、午前3時にボスティック・アトランタ連銀総裁とクォールズFRB副議長が予定されている。前回のFOMCで金利据え置きに唯一反対票を投じたブラード総裁の発言は特に注目だ。
米10年債利回りは2.607%と上昇、ドル/円は108.91円だ。米雇用統計以来、ドル/円は上昇トレンドにあり、109円台到達は間近だ。6/11の高値を完全に上抜けたこともあり、株式市場がリスクオフとなって調整を深めなければ到達するだろう。
今夜の日経225先物は当然ではあるが米国株式市場の動向次第だろう。2万1460円を下抜けると大きく下落する可能性もあり、この価格を守れるかが焦点だ。