本日のマザーズ市場は、逆行高の展開となった。
為替の円高推移を受けて日経平均が反落スタートし、マザーズ指数も小安く始まった。
しかし、指数寄与度の大きいSOSEIが取引時間中にリリースを開示すると、一時ストップ高を付けるまで急騰。
決算を手掛かりとした物色も比較的活発となり、マザーズ指数を押し上げた。
なお、マザーズ指数は3日ぶり反発、売買代金は概算で1418.56億円。
1000億円を超えたのは6月24日以来となる。
騰落数は、値上がり112銘柄、値下がり171銘柄、変わらず7銘柄となった。
個別では、前述のSOSEIが終値でも15%近い上昇。
スイスの製薬大手ロシュのグループ企業と提携契約を締結し、一時金を受領すると発表している。
前週末に決算発表した銘柄ではUUUM (T:3990)やロゼッタ (T:6182)が活況を見せ、Sansan (T:4443)なども買い優勢。
また、クックビズ (T:6558)、anfac (T:7035)、ロコンド (T:3558)は買い気配のままストップ高比例配分となり、メディア (T:3815)や富士マガ (T:3138)もストップ高水準まで買い進まれた。
一方、直近IPO銘柄のフィードフォース (T:7068)は決算発表による材料出尽くし感から急落。
チームスピリット (T:4397)も大幅続落し、マザーズ下落率上位に並んだ。
SOU (T:9270)はストップ安。
PKSHA (T:3993)は公募増資の実施を発表し、売りに押された。