日経平均は続伸。
23日の米国市場でNYダウは続伸し、177ドル高となった。
主要企業の決算や債務上限引き上げでの与野党合意が好感され、米中通商協議の進展期待も相場を押し上げた。
時間外取引では半導体大手などが決算を受けて上昇。
本日の日経平均はこうした流れを引き継いで106円高からスタートした。
前日に続き半導体関連株、電子部品株などが買われ、日経平均は前場に一時21744.88円(前日比124.00円高)まで上昇。
ただ前日までの値上がりで利益確定の売りも出て、21700円を挟みこう着感を強めた。
大引けの日経平均は前日比88.69円高の21709.57円となった。
東証1部の売買高は9億9505万株、売買代金は1兆8437億円だった。
業種別では、鉱業、電気機器、石油・石炭製品が上昇率上位だった。
一方、鉄鋼、水産・農林業、建設業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の56%、対して値下がり銘柄は39%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)や東エレク (T:8035)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)などが堅調。
ソフトバンクGは傘下のファンドを通じて出資する米ウィーワークが9月にも上場すると報じられた。
半導体関連株ではSUMCO (T:3436)やアドバンテス (T:6857)、電子部品株では村田製 (T:6981)や太陽誘電 (T:6976)が大きく上昇。
本日引け後に決算発表を予定していたアドバンテスだが、およそ3カ月ぶりに年初来高値を更新した。
ルネサス (T:6723)などは東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、任天堂 (T:7974)、ファーストリテ (T:9983)、三井住友 (T:8316)が小安い。
7月既存店売上高が2ケタ減収となったしまむら (T:8227)は3%超下落し、第1四半期決算を発表した東製鉄 (T:5423)は4%超の下落。
キヤノンMJ (T:8060)も決算を受けて売り優勢だった。
また、レーティング引き下げ観測のベクトル (T:6058)などが東証1部下落率上位に顔を出した。