16日のマザーズ指数は小幅続落となった。
前日の米国株式市場では、主要企業の決算が好感されたものの、中国が米国の制裁関税「第4弾」への対抗措置を示唆したことなども嫌気されて主要3指数は高安まちまちであった。
手がかり材料難のなか、前日まで下落をみせていたそーせい (T:4565)やミクシィ (T:2121)といった時価総額上位銘柄に買いが先行したことから、朝方のマザーズ指数は堅調なスタートとなった。
一方で、週末というタイミングもあり、個人投資家による資金の逃げ足は一段と速くなるなか、朝方の買い一巡後はこれらをはじめとした指数インパクトの大きい銘柄に対する利食い売りの動きがみられた。
その後は、積極的な上値追いの動きはなく、マザーズ指数は大引けにかけて前日終値水準でのもみ合いが続く格好となった。
なお、売買代金は概算で922.68億円。
騰落数は、値上がり121銘柄、値下がり158銘柄、変わらず11銘柄となった。
値下がり上位銘柄では、シェアリングテクノロジー (T:3989)がストップ安比例配分となったほか、グローバルウェイ (T:3936)やベルトラ (T:7048)などが2ケタの下落であった。
売買代金上位では、そーせいが5%安になったほか、バンクオブイノベ (T:4393)、UUUM (T:3990)、メルカリ (T:4385)、Kudan (T:4425)、ミクシィ、エクストリーム (T:6033)が軟調。
一方で、インパクトホールディングス (T:6067)が14%高となったほか、GNI (T:2160)、アンジェス (T:4563)、カオナビ (T:4435)、ロゼッタ (T:6182)は上昇した。
ロゼッタは、ウェアラブル通訳デバイスの子会社設立などが材料視されたようだ。