[香港/シンガポール 19日 ロイター] - 香港キャセイ・パシフィック航空 (HK:0293)の鄧健栄・新最高経営責任者(CEO)は、安全性や保守などの問題や3カ年の経営健全計画に注力する考えを強調した。
CEOは従業員宛ての電子メールで、同社の安全性管理システムは規制当局が定めたルールを100%順守することが求められるとした上で、「現時点で当社は世界で最も注目を集める企業の一つであり、安全性や保守に対する当社の評判を汚さないよう、社員一人一人が責任を持たなければならない」と訴えた。
また「世界の貿易摩擦が激化し、海外旅行市場も逆風にさらされる中で、手を抜いている余裕などない」とし、ルパート・ホッグ前CEOが打ち出した3カ年計画を全力で進めると約束した。
前任のホッグ氏ら経営陣2人は先週、逃亡犯条例改正案を巡る抗議活動に多数の職員が参加するなど混乱を招いたとして事実上、引責辞任した。
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