[ワシントン 4日 ロイター] - 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)のバーラ最高経営責任者(CEO)は5日、トランプ大統領やホワイトハウス当局者と面会し、貿易、現在進行中の労使契約交渉、改定する自動車燃費基準を含めさまざまな問題を話し合う予定だ。事情に詳しい関係筋3人が明らかにした。
関係筋によると、トランプ大統領は会合の一部に出席する見込みだが、ハリケーン「ドリアン」によってスケジュールは流動的になっているという。大統領は8月30日、GMについて「かつての『デトロイトの巨人』。今やデトロイト最小自動車メーカーの1つ」とツイッターに投稿し、再び批判していた。
GMとホワイトハウスは会合についてコメントを避けた。
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全米自動車労組(UAW)とデトロイト3大自動車メーカーの労使契約交渉は14日の契約切れを控えて活発化。UAWは今週、最初にGMとの合意を目指すことを明らかにした。
GMが米国内の4工場閉鎖を決定したことが契約交渉の中心議題となっている。
トランプ大統領はこれまで、自動車業界での雇用拡大を主要な優先項目としており、米国の雇用拡大に十分な役割を果たしていないとツイッター上で自動車メーカーをたびたび攻撃している。