[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツの自動車大手BMW (DE:BMWG)は、同社と他の自動車メーカーに対する欧州連合(EU)の反トラスト当局による調査を巡り、和解に関心を示していない。ビルツシャフツボッフェ誌が27日、同社筋の話として伝えた。
EUのカルテル規制当局は4月、BMW、ダイムラー (DE:DAIGn)、フォルクスワーゲン(VW) (DE:VOWG_p)に対し、2006─2014年に排ガス浄化技術の搭載の見送りで共謀した疑いがあると発表した。
欧州委員会によると、共謀行為はBMW、ダイムラー、アウディ (DE:NSUG)、ポルシェの5社による技術会合で起きた。
BMWはこれまでに「必要ならあらゆる法的手段を講じて」こうした疑いに異議を唱えると表明している。欧州委が多額の制裁金を科す可能性があるとし、10億ユーロ以上の引当金を計上する方針を示した。
ビルツシャフツボッフェ誌の報道に関するBMWのコメントは取れていない。