[24日 ロイター] - 米アメリカン航空グループ (O:AAL)とサウスウエスト航空 (N:LUV)が24日発表した第3・四半期決算は、ボーイング (N:BA)737MAX機の長引く運航停止でコスト増が予想される中、ともに増益を確保した。
両社は737MAX機の大手顧客で、同機の運航停止によって月間で数千便の運休を余儀なくされている。
午前の株価はアメリカン航空が2%高、サウスウエスト航空が4.7%高。
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アメリカン航空の純利益は4億2500万ドル(1株0.96ドル)。前年同期は3億7200万ドル(同0.81ドル)。営業収入は3%増の119億1000万ドル。航空業界の主要な売上高指標とされるユニットレベニュー(1座席マイル当たりの旅客収入、RASM)は2%増加した。
サウスウエスト航空の純利益は6億5900万ドル(1株1.23ドル)。前年同期は6億1500万ドル(同1.08ドル)。営業収入は1.1%増の56億4000万ドル。ユニットレベニューは4.2%増加した。
通年の業績見通しは、アメリカン航空の調整後1株利益が4.50ー5.50ドル。従来見通しは4.50ー6ドルだった。737MAX機に絡む通年の推定費用は5億4000万ドルに引き上げた。サウスウエスト航空は通年利益予想を示さなかったが、737MAX機に絡み、四半期中に2億1000万ドル相当の営業利益が損失を受けたとした。