[東京 31日 ロイター] - 31日の東京株式市場でソニー (T:6758)が年初来高値を更新した。前日の2020年3月期の連結営業利益予想(米国基準)を従来予想は8100億円から8400億円(前年比6.1%減)に上方修正すると発表したことなどが好感されている。イメージセンサー(画像用半導体)などの伸長が、ゲームやテレビの伸び悩みを補う見通し。同社はイメージセンサーの新工場を長崎県に建設することも明らかにしており、市場からは「稼ぐ力がついてきた」(国内証券)との声が出ている。
家庭用ゲーム機「プレイステーション4」(PS4)ハードやテレビ、スマートフォンの販売計画は下方修正した。PS4の販売予想は7月時点の予想の1500万台から1350万台に、テレビを1050万台から1000万台に、スマホを400万台から350万台に、それぞれ引き下げた。
一方、建機大手のコマツ (T:6301)は軟調に推移している。前日に通期業績見通しを下方修正したことを受けて売りが先行した。中国やインドネシアでの需要が想定以上に減速、下期の需要も想定より弱含むとみている。さらに、下期の為替レートを円高方向に見直したことも影響している。 OLJPTOPNEWS Reuters Japan Online Report Top News 20191031T004805+0000