日経平均は続伸。
5日の米国市場でNYダウは30ドル高と3日続伸し、連日で過去最高値を更新した。
トランプ政権が対中関税の一部撤回を検討しているとの報道や、10月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数の予想上振れが好感された。
為替市場では1ドル=109円台前半へと円安が進み、本日の日経平均は91円高からスタートすると、朝方に一時23352.56円(前日比100.57円高)まで上昇。
その後利益確定の売りも出てマイナスに転じる場面があったが、後場は海外投資家とみられる買いが入りやや強含んだ。
大引けの日経平均は前日比51.83円高の23303.82円となった。
連日で年初来高値を更新した。
東証1部の売買高は13億8852万株、売買代金は2兆4823億円だった。
業種別では、パルプ・紙、鉄鋼、海運業が上昇率上位だった。
一方、食料品、情報・通信業、精密機器が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の47%、対して値下がり銘柄は48%となった。
個別では、取引終了後に決算発表を予定していたソフトバンクG (T:9984)のほか、三菱UFJ (T:8306)、武田薬 (T:4502)、村田製 (T:6981)などがしっかり。
取引時間中に決算と増配を発表した三菱商事 (T:8058)は3%超の上昇。
その他の決算発表銘柄ではベネッセHD (T:9783)などが買われ、シグマクシス (T:6088)は東証1部上昇率トップ。
また、シャープ (T:6753)はレーティング引き上げの動きも観測され、連日の大幅高で上昇率上位に顔を出した。
一方、ソニー (T:6758)、東エレク (T:8035)、キーエンス (T:6861)などがさえない。
前日大幅高だったZHD (T:4689)や富士フイルム (T:4901)は一転急反落した。
決算発表銘柄ではNTT (T:9432)とスズキ (T:7269)が3%超下落し、アサヒ (T:2502)は6%の下落。
また、ヘリオステクノ (T:6927)が売り気配のままストップ安比例配分となり、日本ライフL (T:7575)も東証1部下落率上位に顔を出した。