[フランクフルト 6日 ロイター] - ドイツの高級車メーカー、BMW (DE:BMWG)が発表した第3・四半期決算は、支払利息・税金控除前利益(EBIT)が前年同期比33%増の22億9000万ユーロ(25億4000万ドル)だった。
スポーツ用多目的車(SUV)の販売が好調だったほか、前年同期の業績の重しとなった一時費用の計上がなかった。
リフィニティブがまとめた市場予想は21億6000万ユーロだった。
自動車部門の営業利益率は6.6%で、前年同期の4.4%から上昇。前年同期は、新排ガス規制の導入に伴う在庫の増加や同業他社の値下げを受けて、高級車の利益率が悪化していた。
BMWの第3・四半期の乗用車販売は3.6%増。販売の中心はセダンから、利益率の高い「X3」「X4」などSUVにシフトした。
同社は連結税引き前利益が大幅に減少するとの予想を据え置いた。納車が小幅増加し、自動車部門のEBITマージンが4.5─6.5%になるとの見通しも据え置いた。
同社は、ハイブリッド車を含む電動車の需要が2021年までに倍増するとも予想。2021─25年は年間30%のペースで電動車の販売が伸びる見通しという。