[8日 ロイター] - ドイツの保険大手アリアンツ (DE:ALVG)が発表した第3・四半期決算は、税負担の軽減などが寄与し、純利益が予想を上回る0.6%の増加となった。アリアンツは2019年の営業利益が目標レンジの中間から上限の範囲になるとの見通しを示した。
株主帰属純利益は19億5000万ユーロ(21億6000万ドル)で、前年同期(19億4000万ユーロ)から増加し、リフィニティブがまとめたアナリスト予想(18億4000万ユーロ)も上回った。
オリバー・ベイト最高経営責任者(CEO)は「外部環境の試練がかなり深刻化しているが、営業利益予想(レンジ)の上半分を達成を見込んでいる」と述べた。
2019年通期の営業利益目標は115億ユーロプラスマイナス5億ユーロだったが、現在は通期営業利益を115億─120億ユーロと予想した。
第3・四半期の損害保険部門のコンバインド・レシオは94.3%で前年同期から1.2%ポイント上昇した。コンバインド・レシオは100%を下回ると収益がでていることを示す。