日経平均は4日続伸。
26日の米国市場でNYダウは55ドル高と3日続伸し、連日で過去最高値を更新した。
米中の閣僚級電話協議やトランプ大統領の発言などを受け、米中協議の進展期待が続いた。
為替相場は1ドル=109円台と円安推移しており、本日の日経平均もこうした流れを好感して79円高からスタートすると、朝方には一時23507.82円(前日比134.50円高)まで上昇。
しかし、一段と上値を追う動きは乏しく、その後ややこう着感の強い展開となった。
日中の上下の値幅は90円弱にとどまった。
大引けの日経平均は前日比64.45円高の23437.77円となった。
東証1部の売買高は10億7787万株、売買代金は1兆8960億円だった。
業種別では、鉱業、非鉄金属、電気・ガス業が上昇率上位だった。
一方、保険業、その他金融業、陸運業が下落昇率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は30%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)などがしっかり。
日立 (T:6501)やアステラス薬 (T:4503)は2%超上昇し、一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたSCREEN (T:7735)は4%超上昇した。
ファルテック (T:7215)は新型車の自動ブレーキ義務化との報道を受けて思惑が広がり、Fスターズ (T:3687)やブロドリーフ (T:3673)はレーティング引き上げ観測を手掛かりとした物色が向かい東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、村田製 (T:6981)が反落。
前日上げの目立った電子部品株や導体関連株には利益確定の売りが出た。
任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、東エレク (T:8035)は小安い。
レーティング引き下げ観測のシスメックス (T:6869)は4%超の下落。
オープンハウス (T:3288)は「政府・与党は海外不動産への投資を通じた節税をできないようにする方針」と伝わったことで売りがかさみ、東証1部下落率上位に顔を出した。