[29日 ロイター] - ナショナル・オーストラリア銀行(NAB) (AX:NAB)は、欧州に特化したクレジット部門をパリに設立することを検討している。
欧州の多くの地域でホールセール・バンキングや投資サービスを提供する部門の設立をフランス当局に申請中。
企業・機関向け金融担当部門のチーフ・カスタマーオフィサー、デビッド・ガル氏が29日計画を明らかにした。
「国内およびニュージーランドの顧客の欧州市場展開を今後も支援する。投資家は特にインフラ部門で機会を求めている」とコメントした。
同行は英国に拠点があり、為替からプロジェクトファイナンスに至るさまざまな業務を展開。欧州にも対応している。
オーストラリアの市場環境は厳しく、先月はマッコーリー・グループ (AX:MQG)がリターン悪化で欧州の現物株取引からの撤退を発表した。