[カイロ 19日 ロイター] - 豊田通商 (T:8015)が主導するコンソーシアム(企業連合)は19日、エジプトのイーストポートサイドで、自動車船荷役ターミナルを建設・運営する契約を締結した。スエズ運河経済特区の当局者が声明で明らかにした。
コンソーシアムには、日本郵船やボロレ・アフリカ・ロジスティクス (PA:BOLL)も含まれる。自動車の輸出入や積み替えを行うため、全長600メートルの埠頭(ふとう)と面積21.2ヘクタールのターミナルの建設・運営を手掛ける。
ターミナルが年間80万台に対応できるよう、コンソーシアムは設備とインフラに1億5000万ドルを投資するほか、営業権に年2億3300万ドルを支払う。
イーストポートサイドは、スエズ運河の地中海側の入り口に位置する。エジプト政府はイーストポートサイドを主要な輸送中継拠点にしたい考えだ。