[ロンドン 7日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW) (DE:VOWG_p)傘下の英高級車メーカー、ベントレーは7日、2019年の業績が黒字を回復したと発表した。欧州や米州市場が好調で、販売台数が5%増加した。
2019年の販売台数は1万1006台。新型の「コンチネンタルGTコンバーチブル」や特別限定車などがけん引した。
エイドリアン・ホールマーク最高経営責任者(CEO)はこの結果について「ベントレーの黒字回復を確実なものとし、業績立て直しの成功を証明している。2020年のベントレーの可能性を示す明確なシグナルだ」と語った。
ベントレーは2019年の利益を開示していないが、VWの過去の発表によると、ベントレーの1━9月の営業利益は6500万ユーロ(7300万ドル)。
2018年には「コンチネンタルGT」モデルの発売の遅れや為替の影響で、2億8800万ユーロの赤字を計上していた。
中国での販売台数は12%強減少した。ベントレーによると、「コンチネンタルGT」の発売が12月にずれ込んだことが主因。