[ワシントン 14日 ロイター] - 米マイクロソフト (O:MSFT)は14日、米国家安全保障局(NSA)に基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の重大な欠陥を指摘されたことを受け、重要なセキュリティーアップデートの配布を始めた。NSA当局者が明らかにした。
マイクロソフトによると、この欠陥により、ウィンドウズの一部バージョンでデータの認証に使われるデジタル証明書をハッカーが偽造できる可能性があり、ウィンドウズのシステムやユーザーに深刻な影響を及ぼす恐れがあるという。
NSAとマイクロソフトは、この欠陥がこれまでに悪用された証拠は見当たらないとしたうえで、ユーザーに対し早急にアップデートを適用するよう促した。
NSAは、過去にもマイクロソフトにソフトの欠陥を指摘したことがあるとしているが、指摘した事実を公にするのは今回が初めて。