[リオデジャネイロ 11日 ロイター] - ブラジルの資源大手バーレ (SA:VALE3)が発表した2019年第4・四半期の鉄鉱石生産高は前年同期比22.4%減少した。前期比では9.6%の減少。
これにより、同社は2019年の鉄鉱石生産で世界首位の座から陥落。英豪系のリオ・ティント (L:RIO)が首位に躍り出た。
バーレは昨年1月に起きた鉱山ダム決壊事故などに関連して差し引きで6億7100万ドルの引当金を追加計上することも明らかにした。
通期決算は20日に発表する。
第4・四半期は、鉄鉱石以外もすべての商品の生産が前年比で減少。ペレットと石炭の生産はそれぞれ40.5%減、39.6%減だった。
2020年の鉄鉱石生産の見通しは据え置いたが、ペレットの生産予想は4900万トンから4400万トンに下方修正した。ラランジェイラス鉱滓ダムの操業停止などが影響する見通し。