[台北 20日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業 (TW:2317)は20日、中国の複数の主力工場で「慎重に」操業を再開すると表明した。
同社は、新型コロナウイルスの感染拡大が通期の売上高に悪影響を及ぼすとの見通しも示した。詳細は明らかにしなかった。
同社は、新型ウイルスの感染拡大の影響を最小限に抑えるため、ベトナム、インド、メキシコなどの工場でフル稼働生産を続けており、拡張計画も進めていると表明した。
同社の主要取引先である米アップル (O:AAPL)は、新型ウイルスの感染拡大により、1─3月期の売上高が会社予想に届かないとの見通しを示している。[nL4N2AH3MC]
ロイターは今月、鴻海の生産が中国工場の操業停止の長期化で「重大な」影響を受け、アップルなど顧客への製品出荷が混乱する可能性があると報道していた。[nL4N2A33WS]
ロイターは先週、関係筋の話として、鴻海が今月末までに中国での生産の50%を再開したい意向だと報じた。[nL4N2AC1ED]