25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり1銘柄、値下がり224銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅に続落。
東京市場が休場だった24日の米国市場では、新型コロナウイルスによる感染被害が新たに韓国やイタリアでも観測され、世界経済減速への懸念から大幅下落となった。
欧州株も含め全面安となり、投資家心理が悪化するなか、NYダウは1000ドルを超す下落となった。
こうした流れを受けて、週明けの日経平均は朝方に一時1000円を超す大幅下落をみせた。
ただ、その後は押し目買いが入る形で、前引けまでは徐々に下げ幅を縮めていく展開に。
それでも警戒感払拭には程遠く、後場には若干ながら再度下げ幅を拡げてスタートし、その後は狭いレンジでの小動きとなった。
大引けの日経平均は前日比781.33円安の22605.41円となった。
東証1部の売買高は17億7802万株、売買代金は3兆3101億円だった。
業種別では、海運、証券、金属、鉄鋼などを筆頭に東証33業種すべてが大幅なマイナス推移。
下落率が相対的に小さかった石油や精密でも2%を超える下落であった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の98%、対して値上がり銘柄は1%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)で1銘柄で日経平均を約88円押し下げた。
同2位はソフトバンクG (T:9984)となり、ファナック (T:6954)、リクルートHD (T:6098)、テルモ (T:4543)、東エレク (T:8035)、京セラ (T:6971)、アドバンテス (T:6857)などがつづいた。
また、日経平均構成銘柄の下落率トップは電通グループ (T:4324)で7.97%安、同2位は洋缶HD (T:5901)で7.65%安だった。
一方、日経平均構成銘柄のうち値上がりしたのは富士フイルム (T:4901)、の1銘柄のみとなった。
富士フイルムは、同社グループ企業が製造のインフルエンザ治療薬「アビガン」について、新型肺炎患者へ投与を開始したことを厚労相が明らかにしており、買い材料視された。
*15:00現在日経平均株価 22605.41(-781.33)値上がり銘柄数 1(寄与度+5.51)値下がり銘柄数 224(寄与度-786.84)変わらず銘柄数 0○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:4901) 富士フイルム 5567 153 +5.51○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 56420 -2440 -87.90 (T:9984) ソフトバンクG 5460 -204 -44.09 (T:6954) ファナック 19505 -675 -24.32 (T:6098) リクルートHD 4287 -201 -21.72 (T:4543) テルモ 3631 -144 -20.75 (T:8035) 東エレク 24285 -560 -20.17 (T:6971) 京セラ 7179 -273 -19.67 (T:6857) アドバンテ 5300 -260 -18.73 (T:8028) ファミマ 2417 -125 -18.01 (T:4503) アステラス薬 1824 -91.5 -16.48 (T:9735) セコム 9094 -408 -14.70 (T:4568) 第一三共 7270 -385 -13.87 (T:6762) TDK 10970 -340 -12.25 (T:6645) オムロン 6320 -340 -12.25 (T:2502) アサヒ 4496 -304 -10.95 (T:7951) ヤマハ 5450 -290 -10.45 (T:4452) 花王 8126 -281 -10.12 (T:4523) エーザイ 8723 -274 -9.87 (T:4324) 電通G 3060 -265 -9.55 (T:2413) エムスリー 2945 -110 -9.51